水引のマスクチャーム

2022年の干支、トラ年にちなんだマスクチャームを作成しました。

とても軽いのでマスクの耳かけに装着しても大丈夫。

気が重いマスク生活を、軽々過ごせるように祈りを込めています。

お守り?マスコット?

干支モチーフアクセサリということで
「どのように購入下さった方々がご使用くださるのか」を一時期考えすぎてしまいました…(・・;)
アクセサリは、ご購入者様がご自由に付き合ってくださって良いものであると考えていますが
今回のこのモチーフは「干支」。

お守り的に使っていただくかもしれない とそこばかりに意識が・・・(;´・ω・)

しめ飾り作りの時は、「お焚き上げ」に出すことが容易な作品を心がけていますが、アクセサリー作りの時にまでは「お焚き上げ」を意識したことはなく…(^▽^;)

たまたま・・・
ありがたいことに、
「元気がもらえて運気が上がる気がする作品」と言ってもらえたことで、張り切りすぎて背負い込みすぎたんだと思います…(*´ω’*)ポッ

「お焚き上げできるようなものを作ろう、目指そう(/・ω・)/!」

と思っちゃったんですよね…
いや、σ(・・*)アタシ、神官でもヒーラーでも魔術師でもないんで((・・∂) アレ?思考がゲーマーwww)
そう言うものは完璧には作れませんでしたね(*´σ∀`)ェヘヘ

ひたすら勘に従って、( ´∀`)bグッ!と思えるものが作れれば良かったのにw
考えすぎたら、作品が曲がるっちゅーもんですやw

結果的に、このマスクチャームは・・・
「お守り的に願をかけて装着しても、お焚き上げに出すことは可能、
 但し!分別して下さいね。
 その上で、お住まいの地域の条例によるのでご注意して下さいね」
と言うお品になりました。

モチーフの仕様

まずはモチーフのご説明から

■トラ

【本体】絹巻、花水引 3本

【鼻、髭】 絹巻、花水引 1本

顔は約3㎝前後の正方形に納まる大きさ。

耳は半径5~10mmの半円。

トラの顔部分の結びは、五角結び(かごめ結び)から派生させたトラ型です。

記事内には、水引結びと紐結びの名称が混在しています。
水引結びで言うなら、これはあわじ結び→梅結び(平梅結び)から派生した形になります。
どちらも出来上がった結びの形に対しての名称としては正しいものであると私は考えています。

かごめ結びは 結び目がかごの編み目になっているのでこの名称が付けられたという事です。
厄除けの印として用いられたそうです。

トラの鼻、髭部分は抱きあわじ結び。

■全長は金具部分も入れて約5㎝

■針金を使わない、接着剤で留める方法で作っております。

使用している接着剤は木工用ボンドです。

水引の端の処理と結びの安定、皮膚に触る部分を考えて、裏側に直径10mm弱の丸い「留め布」を付けました。 これもまた、表情が違うトラにも見えて可愛いらしく面白いかもと思っています。 (留め布部分がトラの鼻に見えます)

この「留め布」が、「お焚き上げ」に出す際の二つ目のポイントになりました。
誰しも分別する際に、「金具」は外そう と思って頂けると考えますが、「布っぽいもの」である場合、
ヽ(~~~ )ノ ハテ?→いいや!きっと燃えるからウ・・ ウン(・_・;)
となるのではないかと…(;´Д`)
そこで、2パターンの留め布を用意してセットにしようと考えました。

裏留め布→フェルト 

材質:フェルト アクリル繊維・天然繊維

金具はシルバー(カニカン、丸カン)

裏留め布→綿100%

厚紙(ボール紙)を、金銀和紙、布(綿100%)で挟み込み丸くくりぬきました。

綿の布にも色々種類がありますが、使用したのは粗めに織られている木綿、手ぬぐいなどに使用されるものです。
とにかく軽くて、マスク装着に負担がかからないもの第一 で。
(そのために、接写するとあんまり雰囲気が良く見えないのが・・・難点(*゚∇゚*)ゞエヘヘ☆ )

金具はゴールド(カニカン、丸カン)

裏留めの違いでどう変わる?

重さで言うなら
フェルトタイプの方が若干軽い???…
体感ではあんまり変わりません…(^▽^;)

ゴミ処理分別で言うならば、
フェルトタイプは・・・「化学繊維で資源にならないもの」の分別に従うこと

綿100%タイプは・・・「可燃ゴミ」の分別に従うこと

というゴミ分別の観点から、私は綿100%タイプで作ったものについては「お焚き上げ可能」で環境に優しいと考えました。

使用している接着剤に関しては、使用量から考えてお焚き上げに問題ないだろう という回答をメーカー様からメールで頂いております。
しかしながら、これはあくまで、私がこの作品で使用している木工用ボンドとその使用量に付いてのみのお話で、その他について言及するものではないという事を申し添えておきます。

3つのタイプのトラ

トラと聞いて思い浮かべるたのは
動物の虎、十二支の寅、白虎 の3つ。

具体的なイメージが浮かんだものは

ぐるぐる回ってバターになる例の虎 → 洋トラ

日本でお馴染み、掛け軸等でよく見かける虎 → 和トラ 

アニメや映画で見たことがあったホワイトタイガー → 白虎

でした。

自分にとって、印象が鮮烈なものから作って行くことになりました。

白虎

中国の伝説上の神獣である四神の1つである「白虎」。

神獣が思い出されるのは、昨今の日本でのマンガ、アニメ文化の影響もあるでしょう。
四神にちなんだ多くの作品が生みだされています。

四神は伝説上の存在ですが白虎はホワイトタイガーとして実在してます。 (白変種による白い虎) 白は、五行説では西方の色とされています。

裏留めフェルトタイプ

裏留め木綿タイプ

 

洋トラ

 

 

https://amzn.to/3cw81Zk

やっぱり、私には洋風の虎と言えばこのイメージが強かったです。
ほんのりバター色に近い、明るい黄色を使用しました。
トラの縞模様&髭には、バターを使ってホットケーキを焼いたときにこんがり美味しい茶色をイメージ。

とにかく明るくて陽気なトラさんです。

裏留めフェルトタイプ

裏留め木綿タイプ

和トラ

日本の虎と言えば、私の脳内に浮かんだのは「掛け軸」でした。
日本画で描かれた「虎」ですね。

この記事を書くにあたり、検索をしてみましたが
私の記憶通り、トラは黄色よりも茶色味がかった色で描かれることが多かったようですし、「有名」と言われているモノにもその傾向が・・・

有名な虎の掛け軸の紹介 | 「仁友堂」
https://jinyudo.com/type-kakejiku-3/

何色とも言えないこの虎への印象は、幸いにして水引の色味の中に発見しました。
「金茶」と言う名称で、この水引で結びました。

裏留めフェルトタイプ

裏留め木綿タイプ

こちら、ご注文頂いたときの控画像しか保存しておりませんでした…(;´Д`)
右側が「それ」になります。
(再販出来たら、その時には撮影し直します)

拘りポイント

とにかく軽いこと

とにかく、とにかく・・・
着けた時にマスクの形態が変形しないためには、軽さしかない と思っていました。
裏留めがフェルトの方が軽いと思います。
木綿に変更したときには、フェルトとの差が出ないように気を配りました。
細かく計測できる秤が無いので具体的な重さはお知らせできないのが残念です。

邪魔だと感じないこと

「軽さ」にも通じることと思いますが。
装着して歩いた時点で、ぶらぶら揺れ幅が動きすぎて邪魔にならないかテストしてみました。
私以外にも数名着けてもらって感想を聞きました。

多くの方が装着しているだろう不織布マスクと比較した大きさ

装着テスト時画像

セミロングの髪の長さで絡まることはありませんでした。

裏留め・木綿タイプのものも、ご注文頂いてから発送まで、時間が短かったので私自身がTestした結果は、フェルトタイプと遜色なし でした。

自分も明るくなり、出会う人も明るくすること

軽いわりに存在感があるので、目に留めてくださった方からは二度見されましたw
見て下さった方は珍しそうな顔であるものの笑顔で、こちらも嬉しくなりました。

また、付けている場所(マスクの掛け紐の前方下)も良かったのか
ピアスをしていると思った方がいらっしゃったよう・・・

明るい話題のきっかけづくりとしてお役に立てる品かもと、ちょっと期待しています(*´ω`*)

分別が簡単、
出来れば「お焚き上げ」にもパスできますように

自分が作ったせっかくの作品が捨てられること・・・
それはとても悲しく残念なこと と普通は思うかもしれませんが
私の場合は、作品の作り始めが「しめ飾り」だったもので、むしろ、しっかり捨ててもらえないものは作ってはいけないという思いがあります…(*´ω`*)

願をかけ、思いを込めたお品だからこそ、「お焚き上げ」に出したい

出せないから自分で清めてしっかり処分したい

いえ、自分割とあっさりタイプなので、感謝しつつも自治体の定めに従ってゴミ処理と致します

皆様人それぞれ、色々であると思います。
そのご希望に沿った形で処分できますように、添付させていただいたリーフレットにはご案内を記載させていただきました。

ご購入頂いた方には、読んでいただけますと幸いです。

マスクチャーム作成 後記

金具を外したらお焚き上げ出来ますように~~~( ̄人 ̄) と祈る気持ちで
作った自作をチェックした結果、
裏留めの繊維
接着剤
に問題がある可能性に気が付いて、連日調べまくりました(;´Д`)
水引に関しても、その製法や新しい製法の特許など、その「製造者」であるが如く、色々知ることになりました。

幸い、接着剤の製造元様からはお返事をもらえ
繊維の製造元様からは・・・多分、販売代理店の扱いなのかな 明確なご回答を頂けませんでした。
おかげ様で、アクリル というもの、化学物質、プラスチックの分野にまで疑問が沸きまくり調べまくりへとへとになりました…(o_ _)o バタッ

モノを作って販売する ということは大変なことですね( ´Д`)=3
(今更感…)

今のところ私には、環境に優しい作品を作る と言う方法はここまでで限界のようです。
情報を常に刷新して、可能なことは取り入れて行きたいと思います。

販売サイト

minne

https://minne.com/items/30053984

BASE

https://coasmono.handcrafted.jp/items/54725835

Creema

https://www.creema.jp/item/12861880/detail