ゆかしいパッチン留め

以前に思い付きで作ってみたパッチン留めをちゃんと考えて作り直してみました。

ちなみに、「以前に作ったもの」は未だに行方不明です…(´・ω・`)

「ゆかしいパッチン留め」の原点と記憶

生まれたきっかけ

原点は、自分が子供の頃に和装の時に付けていたリボンです。

多分、これは七五三の時かなぁ…(´・ω・`)

このリボンは、ヘアピンで留められているもので、歩くたび、風に吹かれるたびにゆらゆらし、幼心に美しいとは思うものの不安定でどこかに飛んでいってしまいそうでちょっと怖かったのを覚えています。

子供の頃を振り返って思うに、和装であるときの髪飾りに対する希望は以下の通りだった覚えがあります。

・いつもは身に付けられない綺麗なものであること
・いつもは身に付けられない可愛いものであること
・乱暴には扱わないように気を付けるけれど、それなりに丈夫なものだったらいいな…

お子様であっても、それなりにおしゃれを夢見ているんですよね~

そして、一人一人が「美しい」「可愛い」の基準をしっかり持っているんですよね(。・ω・)(。-ω-)(。・ω・)(。-ω-)ゥィゥィ♪

ですので、ちょっと変わっていて、それなりに丈夫であるものを作ってみたらいいかもしれない… と思ったのが作成のきっかけです。

最初の一歩

思い付いたのは一昨年…先一昨年?w
デッサン代わりに試作品を作って、Twitterにアップしたところ、思ったよりもご反響を頂きました。

その後、すっかり忘れ、試作品も行方不明(;´Д`)…
かろうじて写真だけはありましたから、ここから練り直しました。

2021年10月再制作開始

土台のパッチンピンのプチ改造

プラスチック丸形台座-直径1㎝。
これに、パッチン留め金具5㎝(シルバー)が付いたパーツを用意しました。

今回作るパッチン留めは、購入頂いた方が楽しめる余白を作ろうと思いました。
余白とは、ミニタッセルが付いている部分を自分好みに手を加えられること です。

それが容易になるように、パッチンピンの土台部分に丸カン半分を埋め込もうと考えました。
(これが割と難儀でw)

土台のプラスチック部分を、ゴリゴリと削り、専用接着剤を流し込み丸カンを入れ込みました。

半分になった空間に、これよりは小さい丸カンを引っ掛けることにしました。

これだけでは心もとないので、3段になっている梅結びとぱっちんピンの間にフェルトを挟み込むことに。
これは、三段の梅結びを一旦協力にまとめるためにも有意義かと思いました。
フェルトを水引とパーツの間に挟み込む方法は、「ゆかた遊び」を作ったときと同じ、私にとっては馴染みの方法です。

三段の梅結び

一段目は3本の水引で単色。
二段目は5本の水引で2~3色-ここにビーズを一つ通す。
三段目は5本の水引で5色-ここにビーズを一つ通す。

使用されている水引は全て、絹巻、花、羽衣、砂子の飯田水引です。

梅結びは結び方に種類がありますが、多少丸みを付けたかったため、現在では一番ポピュラーな梅結びになりました。

梅結びの持っている意味

梅結び

梅結びは、昔から3つの観点で良い結びとされてきた結び方です。

結びの構造から
一度結ぶとなかなか解けないことから「固く結び付き、解けませんように」という意味が込められている。

縁起ものであることから
「松竹梅」と共に数えられる慶事・吉祥のシンボルの縁起ものの一つ。
無病息災、厄除の縁起木。

開花の時期から
年が明けて他の花に先駆けて花が開く(咲く)ため『さい先が良い』ということから、その開花に肖り「出世」「開運」等、進学・就職・結婚・開業といった運命向上を望まれる節目に縁起が良いとされる。

ハレ仕様の配色と水引本数

儀式特化ではなく、日常的なカジュアル使いを と考えていますが、
儀式に使用されても困らないような色合わせにしたい と考えました。
(モノが「パッチン留め」ですから、お子様のご使用を想定しています)
そのために以下の3点を重視しました、

① 王朝時代のかさね色のルールに合わせる

とはずがたり」にも出てくる「満佐須計装束抄(雅亮装束抄)まさすけしょうぞくしょう)」では、中に濃い色を、外に従って薄い色をと重ねるのが主流となっていったようでした。
(詳細はまだ調べておりません)

② 現代の水引の取扱も考慮する

現代水引の扱いは以下のようなものになっています。

日本の水引折方の現状では、以下のように説明されています。

奇数 9は「苦しむ」に通じ避ける数

偶数

白に近い色(白、銀)

濃い色(赤、金)

みずひき 基本の結びと17レシピ:著者:中村瑠水より引用

神事、祭事、慶弔に使用する場合には、色も数も非常に厳格であり、その決まりは現代まで続いています。

③ 本数のルールは、古来から準じている陰陽五行の数の配当を考えに入れ、「ハレ」の要素が大きいものにする

数の配当は以下の通りです。(水引の本数に係るもののみ抜粋)

 

陰陽五行説

古代中国数字

生数

万物を生み出す数字

はじまり

太極(たいきょく) 万物の始まり

調和、神に通じる数字

三才(さんさい) 天、地、人

中心、結び 

五行 木、水、火、土

成数

万物が成就する数字

人間

七星 北斗七星

10

完成、成就、収穫

 

古代中国数字に係る部分は以下のページを引用

中華文明を理解する10個の数字 知れば中国人からも一目置かれる
https://www.epochtimes.jp/p/2018/09/36287.html

陰陽五行説の数字に係る部分は、以下の書籍から引用

代に息づく陰陽五行 (増補改訂版)2018年2月20日第4版 著者:稲田義行

 

試作品テスト

ある程度振り回しても丈夫なものかと動画を撮ってみた。
振り回し過ぎているのはご愛敬(*´ω`*)

右クリックで「再生」を選択すると再生が始まるはずです。
(動画埋め込み、初めてでして、うまく再生されないかも…(・Θ・;)アセアセ…)
再生されない場合は、以下の私のTwitterをご覧下さい<(_ _)>

作品完成

3パターン作りました。
それぞれ、日本の春の花のかさね色を参考にした色合わせです。

春と言っても、季(とき)の始め、一年の始め、人生の折々の区切り(次に進む(次を始める))など、日本では春の花を用いられることが多いです。

紅梅ゆかし

【minne】
https://minne.com/items/29906759

【BASE】
https://coasmono.handcrafted.jp/items/54056707

【Creema】
https://www.creema.jp/item/12791019/detail

椿ゆかし

【minne】
https://minne.com/items/29910869

【BASE】
https://coasmono.handcrafted.jp/items/54056973

【Creema】
https://www.creema.jp/item/12791079/detail

 

桜萌黄(さくらもよぎ)ゆかし

【minne】
https://minne.com/items/29915676

【BASE】
https://coasmono.handcrafted.jp/items/54057135

【Creema】
https://www.creema.jp/item/12791106/detail

 

各色合わせについては、販売時に添付するリーフレットに記載致します。

販売開始しました!

販売開始しましたので、それぞれの「ゆかし」のところにURLを貼っておきます。
一つ一つを各1Pにしてしまったので、その方が分かりやすいかと思いまして・・・(^▽^;)

売切れの場合は?

各ショップの「お問合せ」からご連絡ください<(_ _)>
時期と材料の在庫次第によって作成できるかもしれません。
しかしながら、作成できたとしても、全く同じものは作れません…(・・;)

それゆえのハンドメイドと言うかなんというか…(^▽^;)
ご理解いただけると嬉しいです<(_ _)>

もしもショップの方での連絡が出来ない場合は、このページのお問い合わせ機能をお使いくださいませ<(_ _)>