梅結びの水引ヘアゴムはできたけれど… もう少し自分が作るものならでは の何かを加味したい と思っていた頃は6月の初め。
やっと思い付いて、6月中に試作して、7月にハンドメイドサイトで販売することになったのが「ゆかた遊び」というシリーズの水引とビーズのヘアゴムです。
作品が生まれたきっかけ
6月と言えば、札幌では「YOSAKOIソーラン祭り」と「北海道神宮例祭(札幌まつり)」があります。
浴衣姿もちらほら見かける頃、きれいな浴衣柄を梅結びに写して結ぶことを思い付きました。
ビーズをお祭りの露店で見かけるヨーヨーに見立てました。
モチーフ詳細
縦:約3~3.5㎝強
横:約4~4.5㎝弱
トンボ玉ビーズ 球体:直径約1㎝
(フィモ、柔らかめの素材でマッドな質感 )1個
水引結び 1個 梅結び
使用水引は飯田水引です。
結び詳細
花水引、絹巻水引の5本で梅結びを結び、途中でビーズを通しています。
梅結び
梅結びは、昔から3つの観点で良い結びとされてきた結び方です。
結びの構造から
一度結ぶとなかなか解けないことから「固く結び付き、解けませんように」という意味が込められている。
縁起ものであることから
「松竹梅」と共に数えられる慶事・吉祥のシンボルの縁起ものの一つ。
無病息災、厄除の縁起木。
開花の時期から
年が明けて他の花に先駆けて花が開く(咲く)ため『さい先が良い』ということから、その開花に肖り「出世」「開運」等、進学・就職・結婚・開業といった運命向上を望まれる節目に縁起が良いとされる。
ヘアゴムパーツ
接合部分プラスチック製
【太さ】 約4mm
【直径】 約5cm
【カラー】 ブラック
こだわり製法
coa’s monoの作る水引アクセサリは 結びの「留め」について 針金を使わない、接着剤で留める方法で作っています。
ヘアゴムには 水引とパーツの間に、髪を巻き込まないよう、型崩れしにくいように薄いフェルトをはさんでいます。
フェルトの大きさは約2㎝の円形。
結びに合わせて、1つ1つ変形することもあります。
(梅結びという結びは平らではないので、上手く収まるようにしようとすると変形することもあります)
作品紹介
それぞれ、浴衣柄と同じ意味合いを込めて作っています。
2018年からは、色合わせの勉強もし始めましたので、オリジナルの色合わせも1つ追加しました。
(色合わせについての書籍は別記事でご紹介します)
① 蝶
蝶を「長」にかけて「長寿」。
蛹から蝶へ羽化し、飛び回る姿から「変化、復活」。
② 藤
沢山の小さな花をつける様子から「子孫繁栄」。
③ 燕
元々、鳥類は幸せを運ぶものとされている。
渡り鳥である燕は「恋を運んでくる」言われている。
夫婦で仲良く雛を育てる様子から「家庭円満」という意味も。
④ 椿
椿は樹齢が長く霊木であることから「不老長寿」。
花が広く大きく咲く様子から「発展」の意味。
⑤ 芍薬
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」の芍薬。
美の象徴で、意味は「幸福」。
⑥ 夏袷
菖蒲の色は王朝時代に夏の色合わせとして用いられたもの。
(この菖蒲は、アヤメ科のものではなく、サトイモ科の緑色の方で、「菖蒲の節句」で用いられたものに由来する)
緑の濃淡は、葉の色で光の当たり具合により色合いが変わっている様を。
赤は、根菖蒲の色。
丸ごと、菖蒲の色合いを表現してみた。
⑦ 水仙
すらりと伸びて凛とした佇まいから「知性美」。
⑧ 菖蒲
⑥で用いた菖蒲とは違い、こちらはアヤメ科の菖蒲。
柄で表現するには、アヤメの方が良かったのかな と浴衣の柄を見て思う。
「しょうぶ」と読む音から「菖蒲」の持つ意味をも借り「勝負強さ」「礼儀正しさ」の象徴。
この作品の楽しみ方・使い方
- ヘアゴムとして
- バックチャームとして
- ブレスレットとして
簡単に和風の雰囲気を演出することができます。
この作品の販売サイト
BASE
https://coasmono.handcrafted.jp/items/12029984
minne
https://minne.com/items/14087355
Creema
https://www.creema.jp/item/7290464/detail